【ポケモンソードシールド 使用率トップ6未使用! S5シングル】黒執事と愉快な仲間たち

【前書き】
記念すべき構築初投稿記事は、S5終了まで使用した構築を紹介したいと思います。
文章は拙いものかと思いますが、最後まで読んでいただけますと幸いです!

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【構築経緯】 
現在のランクマッチの使用率はミミッキュ、ドラパルト、トゲキッスカビゴンドリュウズの圧倒的5強が上位を占めており、この5体+αで強い構築が完成します。(どいつも型が豊富なのがまた…😅)
そのため、このポケモンたちを使わずにランクマッチ潜って勝ちたいという気持ちが芽生えはじめ、
前期使用率トップ6である上記の5体+アーマーガアを使わない構築で今期は挑むことにしました。
(使用率はポケソル様の集計結果参照🙇)
また、せっかくのガラル地方なので半分は8世代のポケモンをいれたいなと思い、これを頭の片隅に置きつつ構築を考え始めました。

今作の中で、他のポケモンたちと大きく差別化を図れる唯一無二のポケモンを探していたところ、
ノーマル・エスパーという優秀な複合タイプに加え、サイコメイカーを特性に持つイエッサンが目に止まりました。
先制技や特性いたずらごころを持つポケモンが上位に多い現環境で、
サイコメイカーは非常に強力な特性だと感じたためイエッサンから構築を組み始めました。

サイコフィールドとの相性が良く、最初に思いついたのがパルシェンです。
これは前作でいうところのカプ・テテフパルシェンの並びをイエッサンで疑似再現するもので、
からやぶ後に先制技を打たれて出落ちする展開を防ぎました。
パルシェンは連続技のスペシャリストなので、ばけのかわがあるミミッキュやみがわり持ちのポケモンにも抗うことができます。

サイコフィールドのもうひとつの効果であるエスパー技1.3倍も活かしたいと感じ、イエッサン♂であればトリックルームを覚えるので、トリルエースとして技範囲が広く、火力も高い上に特性も優秀なブリムオンの採用を決めました。
後述しますが、もう一体トリルエースとなれるポケモンを使うため、ブリムオンにもトリックルームを仕込んでおきます。そうすることで自らトリルを張ってエースにもなれるし後続のトリルエースの場を整えることができます。

ここまでで軸となるイエッサン、パルシェン、ブリムオンの3体が決まりました。

この段階での主な戦術が3つ。
①イエッサンのサイコフィールド→パルシェン→+α
②イエッサンのサイコフィールド+トリル→トリルエース→+α
③ブリムオンでトリル→自ら相手に削りをいれつつトリルエースへ→+α

 
トリルは5ターンしか持たないのでトリルのみに頼るのは勝ち筋がとても細いです。
そのため戦術の幅を広げつつ相手の選出を惑わすためにも、
上記の「+α」の枠としてトリルがなくても強いダイマエースが2体欲しかったため、1体目としてこれまでも頼りにしており、且つ先に採用の決まった3体と技範囲が被らないギャラドスを採用しました。
あと一体はギャラドスと相性補完がよく、技範囲も火力も申し分ないパッチラゴンにしました。

ここで4つ目の戦術が生まれます。初手ダイマックスをして数的有利を取りつつ、いろんな戦術に対応可能な後続に後を託すものです。
ギャラドスorパッチラゴンをダイマ→あと2体で相手を見つつ臨機応変に。

ラスト1体はダイマしなくても強くて、トリルエース2体目となりうるポケモン
そしてワンチャン、トリルがなくてもなんとかやってくれそうなポケモンを探していたところ、ローブシンにたどり着きました。
ここまでの5体で重かったカビゴンに強く出れるし、かえんだまを持たせることで火力をあげつつ、あくびループから抜け出すこともできます。

こうして以下の順で構築が完成しました。

イエッサン→パルシェン→ブリムオン→ギャラドス→パッチラゴン→ローブシン

立ち回りとしては先に申した①~④が中心となります。
あくまで臨機応変にということが前提ではありますが、大抵の構築に対しては4つのうちどれかで対応可能です。

あと、これは対戦しながら気付いたのですが、相手に先にダイマックスをさせるという副産物がありました。
これは相手が先制技を打てるよう、フィールドを塗り替えるために早々にダイマックスをしなければならず、
後ろに控えるダイマエースがかなり動きやすくなりました。


ここからはそれぞれの個体を採用順に詳しく紹介していきます。

【個体紹介】

イエッサン♂@グランドコート 特性:サイコメイカ
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性格:ずぶとい(B↑A↓
努力値:H252 B204 D52
実数値:167-×-111-125-122-115

HB:ようきA252ヒヒダルマ のつららおとし、とんぼがえり
   いじっぱりA252いのちのたまドラパルトのドラゴンアロー、とんぼがえり
   いじっぱりA252いのちのたまドリュウズのじしん
   いじっぱりA252ドリュウズのダイアース
   ようきA252ホルードのじしん
   ⇒上記、確定耐え
   ようきA252タチフサグマのはたきおとす⇒最高乱数切り耐え

HD:ひかえめC252トゲキッスエアスラッシュ⇒2発耐え
   ひかえめC252いのちのたまドラパルトのりゅうせいぐん
   ひかえめC252こだわりメガネロトムの10万ボルト、あくのはどうハイドロポンプ
   おくびょうC252サザンドラあくのはどう
   ⇒上記、確定耐え
   ひかえめC252こだわりメガネドラパルトのりゅうせいぐん⇒乱数62.5%で耐え

サイコキネシス/ハイパーボイス/マジカルフレイム/トリックルーム

本構築を組むきっかけとなったポケモン
役割は場作りがメインとなるので、少しでも出落ちを防ぐため努力値は耐久振りにしてあります。
HBぶっぱにしたところで、鉢巻ヒヒダルマの攻撃は何が来ても耐えないため、
HBラインをスカーフヒヒダルマの技を耐えられるように調整し、残りをDに回すことで、特殊ドラパルトやトゲキッスロトムに対してもある程度居座れるようにしました。

技構成はサイコフィールドと相性が良く、タイプ一致で打てるサイコキネシスと構築のコンセプトの1つであるトリックルームは確定。
残りの2枠は試行錯誤しながらいろいろ試しました。
次点で入ってきたのが確定でCダウンをさせ、後続のサポートとなれるマジカルフレイム。
あと1枠を最初はマジカルシャインで使っていたんですが、後述するブリムオンと技が被ることと、
抜群マジカルシャインより等倍のタイプ一致・サイコフィールドサイコキネシスのがダメージが入るので、
マジカルシャインをやめて、タイプ一致で打ててみがわりを貫通できるハイパーボイスにしました。
ただ、みがわりを使ってくるポケモンにゴーストタイプが多いのでここは要検討枠で、ゴーストタイプに打点がもてるようにシャドーボールもありかと思います。
ちなみに特攻種族値が105あるので、無振りでもある程度のダメージを与えることができます。

持ち物は正直なんでも良いかと思いますが、きあいのタスキパルシェンに持たせていて、
技構成の関係上、イエッサンがそのまま相手に削りをいれることもあるため、
構築全体で少しでもサイコフィールドの恩恵を長く受けられるよう、8ターンに延びるグランドコートを持たせました。

選出率1位 ダイマックス率5位


パルシェンきあいのタスキ 特性:スキルリンク
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性格:いじっぱり(A↑C↓
努力値:A252 S252 D4
実数値:125-161-200-×-66-122

つららばり/ロックブラスト/からをやぶる/アクアブレイク

サイコフィールドとの相性が良い枠①。
よくいる準速ASぶっぱのパルシェンで、サイコフィールド下での運用がほとんどなので、
こおりのつぶてを切ってアクアブレイクにしています。

性格はいじっぱりで使っていますが、からやぶ後のS+2準速パルシェンは最速スカーフオノノクスと同速なので、
このラインを抜きたい場合は、ようきにするのがいいかと思います。
いじっぱりにしているメリットとしては、B4振りダイマックスドリュウズはからやぶ後のA+2パルシェンアクアブレイクで確定一発なのと、少しでも火力が欲しかったので自分はいじっぱりで使っていました。
この辺りは使う人の好みが出るところですね。

選出率2位 ダイマックス率6位


ブリムオン@いのちのたま 特性:マジックミラー
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性格:れいせい(C↑S↓
努力値:H212 B44 C252
実数値:159-×-121-206-123-30

H:いのちのたまダメージ最少(10n-1)、天候ダメージ最少(16n-1)
B:余り
S:逆V(最遅個体)

サイコキネシス/マジカルシャイン/マジカルフレイム/トリックルーム

サイコフィールドとの相性が良い枠②。
特攻種族値136という現環境トップクラスの特殊火力を持ち、
C上昇補正・努力値ぶっぱ・タイプ一致・いのちのたま・サイコフィールドから放たれるサイコキネシスは、
H252D4振りのカバルドンロトムを効果抜群でないのに乱数一発で倒すほどのすさまじい威力が出ます。
効果抜群の相手に対しては言わずもがなです。

イエッサンでトリルを張ったあとのエースになるも良し、
自らトリルを張って相手に削りを入れつつ、ローブシンに繋ぐも良しと、
使い勝手の良いポケモンでかなり重宝してました。

また、マジックミラーという特性がとにかく優秀で、
カバルドン入りの構築にはイエッサン初手から入り、サイコフィールドを張った上でブリムオンに交代し、
あくびやステロをはね返してトリルを張り展開していく動きがとにかく強かったです。

ただ、ようきAぶっぱドリュウズアイアンヘッドは乱数25%で落ちてしまうため、耐える確率のが高いとはいえ、初手で対面してしまった際には特に注意する必要があります。

選出率4位 ダイマックス率3位


ギャラドス@ラムの実 特性:じしんかじょう
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性格:ようき(S↑C↓)
努力値:H4 A252 S252
実数値:171-177-99-×-120-146

たきのぼり/とびはねる/パワーウィップ/ちょうはつ

ダイマエース①。ASぶっぱ。
ひこうタイプを持っているため、サイコフィールドの恩恵は受けられませんが、
それを差し引いてもあまりある抜き性能があるため、とても頼りにしていました。

技構成はダイウォールが欲しかったため、ちょうはつかりゅうのまいのどちらをいれようか考えていましたが、
本構築はサイクル構築でも壁構築でもないため、りゅうのまいを積めるときは限られていると思い、
受けポケモンに強く出られるちょうはつにしました。
ちょうはつ持ちのギャラドスは以前に比べてかなり数を減らしたので、案外警戒されなかったです。

持ち物は鬼火を打ってくるポケモンが増えたのでラムの実を持たせました。
構築単位で電気タイプがやや重いので、ソクノの実を持たせるのもありかと思います。

選出率3位 ダイマックス率1位


パッチラゴン@じゃくてんほけん 特性:はりきり
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性格:いじっぱり(A↑C↓)
努力値:H252 A84 B36 D4 S132
実数値:197-144-115-×-91-112

でんげきくちばし/げきりん/ほのおのきば/つばめがえし

ダイマエース②。
努力値調整はポケモン実況者のバンビーさんが動画で使っていたものをパクリました…
特性はりきりはダイマックスと相性が良く、火力はかなり出せるので、
じゃくてんほけんを発動できるよう、Aを削り耐久に回しました。Sは+1で最速100族抜きまで振ってあります。

キョダイマックスラプラスの対策として1番手に来るのがこのパッチラゴンで、
ラプラスへの対策が進み、最初に比べると数を減らしているとはいえ、何も対策していないと崩壊させられるので、
相手のキョダイマックスラプラスの選出を抑制する意味でもいい役割をしてくれました。

選出率5位 ダイマックス率2位


ローブシン@かえんだま 特性:こんじょう
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性格:いじっぱり(A↑C↓)
努力値:H84 A244 B140 D36 S4
実数値:191-210-133-×-90-66

H:かえんだまダメージ最少(16n-1)
A:ほぼぶっぱ
HB:ようきドリュウズのじしん⇒2発耐え
   いじっぱりいのちのたまミミッキュのじゃれつく
   ようきこだわりはちまきヒヒダルマのつららおとし
   ようきホルードのダイジェット
   ⇒上記、確定耐え
HD:おくびょうサザンドラのダイドラグーン⇒確定耐え
S:余り

ドレインパンチ/じしん/かみなりパンチ/れいとうパンチ

本構築で最後に入ったポケモンダイマしなくても強い枠。こんじょう発動時の火力はお墨付き。
トリルがある状態でも、ない状態でも使うことがあり、Sの種族値は45で元々遅い部類のポケモンなので、
Sの個体値はVにしてありますが、S個体値を落として、最遅ギルガルドより遅くするのもありかと思います。

技構成はサイコフィールド下で動くのが多いのと、本構築で電気タイプに対する打点がなかったことを踏まえて
思い切ってマッハパンチを切り、じしんを採用しました。
マッハパンチがないことが負け筋となったことはほとんどなく(一度だけありました…😢)、
むしろ、じしんにしていたことで勝つことができた対戦のがはるかに多かったです。
しかし、やはりマッハパンチかじしんかは諸説あるところかと思います。

ローブシンを扱う上で大切なのは、強気に交代読みをすることで、ドレインパンチをすかそうとゴーストタイプに引いてきたところに他の技を入れられたりできるとかなり有利になります。
技範囲が広く、どれか一つは裏に一貫する技があるので、交代読みでそれを打つといいでしょう。
ミミッキュのばけのかわが剥げることも多々あるので、そうなると爆アドです。

ランクマッチ最強ポケモンの一匹であるカビゴンにめっぽう強く、かえんだまのおかげであくび展開もシャットアウトできます。
ローブシンがいるおかげで相手のカビゴン選出をかなり抑制できました。
選出率だけみれば6位ですが、全然選出しないわけではなく、パッチラゴンとほぼ同率ぐらいです。

選出率6位 ダイマックス率4位


【おわりに】
この構築は個人的にかなり気に入っていて、何より使っていてとても楽しかったです!👍
構築経緯で申して、裏テーマとして頭の片隅にあった、半分は8世代のポケモンをいれるというのもできました!
レンタルパーティーも公開しているので、気になった方はぜひ使ってみてください!


かなりの長文となってしまいすみません
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!
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